お立ち寄りありがとうございます。
おもち(@omotisan2022)です。
ADHDの夫は金銭管理が苦手です。
苦手のレベルを超えて、「お金渡しちゃ、ダメ、絶対」です(笑)
買うことは障害の特性の『衝動性』で抑えられないらしいです。
お昼の休憩時間にコンビニに行き、そこで〇〇を買い(だいたいお菓子系)、近辺を散歩する、というルーチンがあるので、ここで買わないと気持ちが落ち着かないそうです。
必ずしも欲しいわけでも、食べたいわけでもないらしい(^_^;)。
「えっ、、、、、ならなぜ買うの?」
以前買ったことを忘れて同じものを買ってしまう、ということが頻繁に発生します。
ADHD夫の行動は謎めいている・・・・。
そんなADHD夫とお金について話し合い、対策を講じてきました。
浪費するのはADHDの特性の衝動性を抑えられないから
結婚してすぐ、夫の浪費っぷりに気づきました。
私も働いていて子供もまだいなかったので、お金に困ることもなく、そこまで気にしていませんでした。夫の浪費っぷりを職場の上司に冗談交じりで伝えたら、
今のうちからお金についてはきちんと話しておいたほうがいいよ。
お金が一番トラブルを招くからね!
子供産まれたら本当にお金かかるし。
と、力説されました。
その話を夫に伝えても危機感ゼロ!
私もそこまで真剣に考えていなく、無駄な買い物はやめようねってぐらいの話で終わりでした。
でもクレジットカードの請求額が夫の話とかけ離れていました。
なので明細を見て
これは何を買ったの?
パンツで1万円と、あとはコンビニでお菓子かなぁ・・。
ん?コンビニ行くだけで月10万??何に使ってるの?
覚えていない(笑)
なんで覚えてもいないものにこんなにお金を使っているんだろう・・・。
夫はお昼は私がお弁当を作って持たせているので、昼食代はかかりません。
水筒も持っていってるので、お茶代も足りなくなったら買う程度のはず!
それなのに月10万使ってくるなんて、よくわかりません。
聞いてもあまり答えてくれず、そのままになっていました。
お金の話をするといつもこんな感じで『覚えていない』という返答です。
当時はADHDだと本人も私も知らなかったので、なんで覚えてないの?ってかなり疑問でした。
夫の浪費対策を考え、実践し始めたけれど
子供も生まれ、転勤もあり、私は仕事を辞めました。
1人の稼ぎで暮らしていかなければなりません。
今まで通りの使い方では家庭も破綻してしまうので、いろいろとその時その時に応じて様々なやり方をして使いすぎないように工夫してきました。
- 電子マネーのオートチャージ機能を切る
- クレジットカードを渡さない
- 足りなくなったら現金1万円を渡す
これ3つきちんと守れたら貯まりそうですよね?
浪費できなさそうですよね?
現金で渡していればこちらが知らないところで使っているというところも防げます。
しかし!!!!!
1.電子マネーのオートチャージ機能を切る
モバイルSuicaという便利なものが存在します。
オートチャージを切ったのにアプリ上で簡単にチャージできるので、ガンガンチャージしてた夫。
おいおい・・・。
2.クレジットカードを渡さない
実家に行っている間に不便があってはいけないとカードを渡していました。
渡したことを忘れてずっと持ったままにしていた結果、
好き放題使っているという自体が発覚!
はい、忘れた私がいけないんです。
3.足りなくなったら現金1万円を渡す
すぐに足りなくなる。
持っていたら持っていただけ使うので、この中で数日やりくりするということができない。
こういう自体が起きる度に、何度も何度も
必要なものだけに使おうよ
と伝えるのですが、根本的に夫の特性で『管理されたくない・縛られたくない』というのがあるので、聞く耳持たずなんです。
自由人な夫についてはこちら。
夫が投資に興味を持った
そんな夫が突然、ある本を買い、「これ読んでみて。」と勧めてきました。
それが「本当の自由を手に入れるお金の大学」という本です。
これを機に投資にがぜん、興味のでた私。
夫と一緒に熟読し、著者の「両学長」のYoutubeも毎日見て勉強しました。
子どもたちの将来の学費資金、老後資金のための投資を始めました。
無駄な保険を解約し、無駄な固定費の見直しをし、家計のスリム化を図りました。
私はお金のやりくりについて考えるのが昔から好きだったので、考えることや勉強することが楽しくてとても前向きにいろいろ取り組んでました。
家計を見直すこと、投資について教えてくれたこの本との出会いは本当に感謝しています。
この本に出会わなかったら、You Tube見なかったらうちの家計は破産してたかも・・・
というぐらい助けられました。
投資だけでなく、これは本当に必要なのかと今まで植え付けられていた価値観は正しかったのかと考えるきっかけにもなりました。
この本に出会い、勉強したことで無駄を見極めることが上手になりました。
夫よ、よく見つけてきてくれた!!
投資や保険のことお金に関することがぎゅっと1冊にまとまっています。
投資初心者にも分かりやすく書かれています。
一緒に勉強していたので、
「もう浪費はしないだろう、お金と向き合うことができたんだ!」
と思ってました。
しかし、ADHDの夫の特性の根は深い!
私が前向きに貯金や投資に取り組んでいたその裏で、クレジットカードで使い込んでました。
しかも今回はリボ払いを利用していました。
リボ払いって「やばい」です。
手数料が高いです。
リボ払いの手数料って一般的に15%前後です。
例えば、リボ払い手数料15%のクレジットカードで10万円利用した場合、最初の30日間でかかる手数料は・・・
10万円×15%×30日÷365日=1,233円(小数点以下繰り上げ)
になります。
元利定額方式のリボ払いで、毎月5,000円のリボ払いとしていた場合、手数料の残りの3,767円が元金に充当します。
つまり月々5,000円支払っているといっても手数料を除く3,767円しか元金が減らないことになります。
リボ払いやばいよ・・・。
これに気づいた時、期待していた分、ショックは大きかったです。
もう言葉が出ませんでした。
リボ払いに関しては、私が気づいた時点で一括返済しました。
一括返済しないと高い手数料を払い続け、返済がなかなか終わりません!
その手数料でいろんなもの買えるよ(T_T)
そもそもクレジットカードを渡さないようにしていたのになぜ使っていたのかって??
それは話すととても長くなり、夫にとってとても苦い経験なので、いつか話せるときが来たら記事にします。
この自体を問い詰めた時、さすがに夫も大反省し、心を入れ替えてくれました。
衝動はおさえられないのですが、以前とは違い、
本当になんとか衝動を抑えられるように頑張るから
この時を機に、浪費に対する夫の気持ちは変わりました。
その後も多少、やらかしてはくれるのですが、この痛い経験を思い出すため、そこは素直に反省してくれるようになりました。
最終的にたどり着いた浪費対策
ADHDの薬を飲んでも、苦い経験をしても、どれだけ説明しても、何度話し合っても、 特性について受容できても、夫の特性は根本的には治ってません。
何をどう頑張っても治りませんね(笑)
それを結婚生活8年で痛感しました。
多少、前に進むことはできてます。
ゆっくりとね・・・・。
なので、最終的に現在たどりついた形はこれです。
お金は朝に500円だけ渡す
シンプルな形に収まりました。
大きい金額は渡してはダメだと経験から痛感してます(笑)
※最近は少しゆるめて千円札で渡してます。
※少し信用度が上がったというのと、夫のモチベーションアップに繋がるので少し値上げしました。
ADHD夫はお金は現金のみ。
これがシンプルで一番浪費を防げます。
便利な世の中になるほど、ADHD夫はお金を浪費しやすく、生きづらくなります(笑)
あと、文明の利器を完全に使えないようにしました。
- クレジットカードは見つけられない場所に隠す
- Suicaを捨てる
- 電子マネー系のアプリ全消去
- スマホ決済系のアプリ全消去
ネットショッピングをしない、というのは口約束しかできず、そこはどうにも防ぎようがないので、信用問題でなんとかやっています。
ポチッとするのは私、と決めてます。
欲しいものは「私にURLを送って」と言ってます。
買う前に私のチェックが入ります。(笑)
勝手に使っていないかはたまにカードの明細を私がチェックしています。
チェックしていると夫が無意識で?入ってしまっていた会費とか発見します。
手がすべってポチッとしてしまっているようです。
なぜそうなってしまうのかは本人もわかっていないので、真相は闇の中・・・。
なので毎月のチェックは欠かせません。
この対策をしてから、気づいたら大変なことに!という事態がなくなりました。
借金作った(リボ払いの)苦い経験から素直に対策には応じてくれるようになりました。
特性とうまく付き合いながら、家庭円満に今後も過ごしていけたらと思っています。
性格や価値観により対策はいろいろあるかと思いますが、我が家の対策が誰かの役に立てることができたら嬉しいです。
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