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発達障害の夫が毎日怒られていた子ども時代

発達障害

うちの夫はADHDと34歳になってから診断されました。

幼少期はどのような子供だったのか夫に聞きました。

特性は出ていたのか、困りごとはあったのか。

特性バリバリで親からも先生からも理解されませんでした。

今ほど発達障害という言葉が認知されていなかった時代。

見過ごされた子たち、たくさんいました。

夫もその1人。

今回はそんな夫の子供時代の紹介です。

言われたことを言葉の通り受け取る

小学校の運動会の練習。

運動会の練習でふざけちゃうなんて場面小学校ならありそうですよね。

真剣にやってても先生から真面目にやっていないと受け取られたり。

そんな場面で起こった事件。

先生が生徒たちに対して

先生
先生

やる気がないなら片付けろ!!

これを聞いた夫。

ササッと片付けをし、1人で教室まで戻っちゃいました。

そしたら、、、

先生
先生

なんで片付けて戻るんだ!

ときつく怒られました。

クラスメイトたち

クラスメイトからも怒られました。

しばらくクラス内で浮いてぎくしゃくしました。

夫

片付けろと言われたから片付けて戻っただけなのになんでこんなに怒られるんだろう・・・。

言われた言葉の裏の意味を理解するのが苦手です。

冗談を冗談と受け取れない、空気が読めないと言われます。

同じ場所のトイレにしか行けない

小学校のトイレ。

教室から一番近いトイレと指定されますよね。

1年生はここ。2年生はここ、と。

1年生の時に指定されたトイレ、2年生になっても1年生のトイレを使ってました

こだわりがあって2年生が使うトイレの場所に行けませんでした。

ちょっと遠いけど1年生のトイレに通ってました。

そしたら突然の改装工事!

動揺する夫

トイレは1年生のしか使えないからずっと我慢!!

学校からの帰り道、ついに我慢の限界が・・・。

はい、おもらし・・。

さすがに小学校2年生でのおもらしに恥ずかしくなり、自分でトイトレ(笑)

なんとか2年生のトイレを使えるようになったそうです。

成長ですね。

勉強できない落ちこぼれ

小学校で理解できたことは九九とわり算レベルまで

算数は九九や割り算レベルまでは理解できたそうです。

分数とか無理・・・(^_^;) 

それ以降の勉強は何も身についていません。

読み書きは困難なくできたらしい。

社会は好きでした。理科は興味がなく、得意ではなかったです。

そう、ADHDの特性の1つ、興味がないと本当に見向きもしません。それが勉強にも出ます!

得意科目といっても通信簿3段階評価で『2』。不得意科目はもちろん『1』。

通信簿はほとんど『1』でした。

1,2,1,2とマラソンです(笑)

中学校で先生に馬鹿にされていた

勉強ができなさすぎて、中学校の数学の先生に馬鹿にされていました。

進路相談で

数学の先生
数学の先生

このままだとどうするの?やる気ないよね?

やる気がないわけじゃなくて、やり方が分からなかったんだよね。

そのやり方を誰も教えてくれなかった。

なぜできないんだ!としか言われませんでした。

根本的な解決の糸口を見出してくれる人、助けてくれる人は誰もいませんでした。

高校卒業後、転機が訪れる

内申点が低すぎて行ける公立高校はありませんでした。なので、なんとか入れた私立高校に進学。

勉強できませんでしたので、現役で大学は合格できず、浪人。

浪人時代に通っていた塾でいい先生に出会い、勉強の面白さを教えてもらいました。

ここから興味の幅が広がり、大学で勉強したいと思えるようになりました。

なんとなくの大学受験⇨大学で勉強したいと意識が変わりました。

勉強が面白い、好きになった瞬間でした。

塾の先生のおかげで、勉強のやり方が分かり、勉強に身が入りました。

このままじゃやばいと感じていた夫。

一念発起し、偏差値38の高校から明治大学に合格することができました。

勉強ができないわけでも、頭が悪いわけでもなく、ただ興味が持てない、やり方が分からない、だけだったんですね。

今では夫は勉強が大好きです。

夫についてはこちらの記事もお読みください。

教育熱心な両親でした

落ちこぼれ・勉強編

勉強ができないから宿題も何をしてよいのかわからず、できませんでした。

でも宿題できるまで寝かせてくれず、毎日泣きながら無理くり書いて終わらせてました。

夫の家によく遊びに来ていた〇〇ちゃん。

義母
義母

〇〇ちゃんはいい点取れているのに、なんでこんなに勉強できないの??

と義母に泣かれました。

『よその子と比較する』これ、一番やってはいけないやつですね!

読書感想文の宿題が出た時、

義母
義母

感じたことを書きなさい

夫

何も感じない・・・

義母
義母

何も感じないわけないでしょ!!

なんで何も感じないの!!!

とめちゃくちゃ怒られました。

義父は数学の教師でした。

教師の息子がこんなにできが悪いなんて、と世間体をものすごく気にしていたのではないかと夫。

義母が怒っていることに便乗して義父も勉強ができないことに対して怒ってきました。

これが毎晩です。2人から毎晩、怒られてました。

夫

夜になるのが怖い・・・

毎晩なの?初めて夫から聞いた時びっくりしました。

小さいときから怒られることが多く、褒められた記憶がないそうです。

できて当たり前、できなかったら怒られたそうです。

夫

典型的な毒親だね

こだわり強め・食事編

こだわりが強く、白米は白米だけで食べないと気持ち悪くて白米だけで食べたかった夫。

夫

感覚過敏だったのかな

あの頃はそうだったけど、今はそんなことないそうです。

義母は、白米とおかずを一緒に食べないとめちゃくちゃ怒りました。

義母
義母

ご飯とおかずを一緒に食べなさい!!!

夫のADHDからくるこだわりでした。

しかし、そもそもADHDなんて義母は思っていないので(当時は診断もされていない)理解されません。夫は毎日毎日泣きながらご飯を食べていたそうです。

私

ご飯の時間が辛い時間だなんて・・・。

祖父母が逃げ場所だった

歩いて数分のところに住んでいた祖父母。

毎日のように遊びに行っていました。

とても穏やかで優しい祖父母。

夫

この場所がなければ気が狂ってどうにかなっていたかもしれない

祖父母には感謝しかないですね。

夫の両親も発達障害なのかもしれない

夫が34歳の時に発達障害と診断され、自己分析をしている過程で、両親2人とも発達障害なんだろうなと思った夫。

義父はADHDとASD、義母はADHDだと夫の中で診断しています。

発達障害って遺伝だと言われてますから、親が発達障害である可能性大ですよね。

夫

両親が発達障害なら、

自分は発達障害のサラブレッドだ

義母は片付けが致命的にできないです。

テレビの企画で「おウチ片付けます」みたいな企画に採用されるんじゃないかな(笑)

あと、義母は言ってることがコロコロと気分で変わります。

私はどの言葉を信じていいのか分からなくなります。

夫

この母の言動・行動は「行動に一貫性がない」ADHDの特性かな

新婚当初、義母の言ってること全部真に受けていたら結構気疲れしました。

でも性格がいろいろ分かってきたので、深く気にしないようにしています。

今でも教育熱心なので、子供の教育のことには触れないようにしています。

子供のよいところばかりを伝えると円満に会話が弾みます。悩みごととか相談したらダメ!です。

義父はかなりのコミュ障。

何を言っているのかほぼ分かりません(笑)

かなりのマイペースっぷりで、義両親2人でうちに遊びに来ても、気分で1人で帰ったりします。

結婚の挨拶に伺った時、初対面でしたけど、卓球の約束があるからと途中で外出していきました。

これにはびっくりしましたけど、今ではこのマイペースっぷりに慣れました。

毎晩、夫のことを怒っていたとは思えないほど今はとても温和な義父です。

義母も義父も孫をとても可愛がってくれています。

とても愛情を感じます。

夫の子供時代、毎日怒っていたのかもしれないけど、愛情たっぷりに育ててきたことは確かなんだと思います。

ADHDの夫があまりにも勉強ができなくて、どうしてもできるようになって欲しくて一生懸命だっただけなのかなと思います。

子どもに対して期待をしてしまう気持ち、親になった今ではとても分かります。

まとめ(人生のターニングポイント)

人生でのターニングポイントって誰でもあります。夫はとてもわかり易いですね。

いい塾の先生に浪人時代に出会い、勉強が好きになりました。

いい出会いに気づいて前向きに努力し、進んできたから、今の夫があります。

ADHDの特性を持っているだけで立ちはだかる壁が多いです。

壁ばかりなのでは・・・(笑)

また壁にぶち当たった時、どう切り抜けるか!

2人で考えて前に進んでいきたいと思います。

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この記事を書いた人

このブログを運営しております、「おもち」です。
5歳(女の子)、1歳(男の子)の二人の子の育児奮闘中のママです。夫の転勤を機に仕事を辞め、専業主婦をしています。先天性眼瞼下垂という病気を持って生まれてきた息子の病気のこと育児のこと夫(発達障害ADHD)のことについて発信していきたいと思っています。少しでも誰かのお役に立てることができたらとても嬉しいです。

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下垂っ子ママの育児日記

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